風立ちぬの意味がわからない?古文・文法や「いざ生きめやも」とは?

4月12日に金曜ロードSHOWで「風立ちぬ」が放送されますが、今回初めて観る人も多いのではないでしょうか。

わたしも初めて観たときは他のファンタジー色が強いジブリ作品に比べて難しく感じ、「風立ちぬ」や「いざ生きめやも」の意味が分かりませんでした。

そこで今回は、

  • 「風立ちぬ」や「いざ生きめやも」の意味
  • 「風立ちぬ」が伝えたかったこと

について書いていきます。

「風立ちぬ、いざ生きめやも」の意味がわからない?古文文法から解説!

それでは、「風立ちぬ」や「いざ生きめやも」の言葉意味について紹介します。

「風立ちぬ、いざ生きめやも」は元はポール・ヴァレリーの詩で、堀辰雄が訳したものです。

先に結論を言うと、映画の場合内容を考えると「風立ちぬ、いざ生きめやも」は「風がふいた、さぁ生きよう!」という意味です。

ここからは文法的な内容を含めて紹介します。

「風立ちぬ」と「ぬ」の意味

まず、「風が立つ」とは風がなかったところから、風がふき始めたということです。

次に「ぬ」ですが、ここでの「ぬ」は完了・強意の助動詞の終止形です。(「ぬ」には打消しの助動詞「ず」の連体形もありますが、ここでは違います。)

なので、「風立ちぬ」とは分かりやすく言うと、「風が出てきた」と表現できます。

「いざ生きめやも」の意味

こちらも分解して意味を解読していきましょう。

「いざ」は、思い切って行動を起こすときに使います。

「さぁ、~しよう」というような行動をする前の、「さぁ」の強い語感をイメージしてください。

次に、「生きめ」の「め」ですが、意思の助動詞「む」の已然形となります。

ここでは意志なので、「生きていこう」という意味になりますね。

「やも」は反語の助詞で「~かなあ、いや~ない」という意味です。

なので、「いざ生きめやも」は「さあ、生きていこう、いや死のう(生きていかない)」となります。

ここで、本作を観た人は、「ん?」となるかと思います。

ポール・ヴァレリーの詩の「Le vent se lève,. il faut tenter de vivre」は「風が立った、生きようとしなければならない」という意味とされているので、原作者堀辰雄の誤訳と言われています。(誤用というべき?)

なので、映画の場合内容を考えると「風立ちぬ、いざ生きめやも」は「風がふいた、さぁ生きよう!」という意味になりますよね。

カプローニさんも「君は生きねばならん!」って言ってますしね。

ここまで解説してみましたが、実は最初の電車のシーンで「風が立った、生きることを試みなければならない」と二郎が口にしているんですね。

「風立ちぬ」が伝えたかったこと

「風立ちぬ」は堀越二郎の飛行機への憧れや夢、カプローニとの時空を超えた友情、菜穂子との愛がテーマとなっている作品です。

この作品はこれまでのジブリ作品に比べても、分かりにくいというか、1度見ただけでは解釈に困る部分が多いと思いました。

「風立ちぬ」のタイトルの通り、飛行機に関わる部分やカプローニと会う夢に、菜穂子との出会いや再開などでは風が吹いており、「風」が吹いたシーンは重要なポイントだったと思います。

「風」が吹いてカプローニが出てくるシーンは主に夢にフォーカスしていて、菜穂子との出会いや再開の部分は愛にフォーカスしていましたよね。

また、表現は違えどカプローニや菜穂子の「生きる」という言葉が度々出てくるので、「生きること」ということを伝えてくれる作品だったのではないかと思います。

わたしは初めて観たときや2回目観たときと感じるものが違いました。

観ている人の年齢(歩んできた人生)や今置かれている状況とかでも伝わってくることが違うと思います。

なので、「風立ちぬ」が伝えたかったことの正解はないものと考えました。

わたしも数年後にまた「風立ちぬ」を観たとき感じるものが違うと思うので、それも楽しみなるかなと思いました。

おわりに

今回は、「風立ちぬ、いざ生きめやも」の意味や「風立ちぬ」が伝えたかったことについてまとめてみました。

「風立ちぬ、いざ生きめやも」は、ポール・ヴァレリーの詩「Le vent se ève,. il faut tenter de vivre」から来ています。

意味は「風が立った、生きようとしなければならない」ですが、分かりやすいイメージでは、「風がふいた、さぁ生きよう!」になります。

「風立ちぬ」が伝えたかったこと正解がないと考えてますが、夢や友情・愛を通じて「生きること」ではないかと思いました。

今回の放送でも「風立ちぬ」を観て新しい発見や伝わるものがあるかもしれませんね。

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