仁徳天皇とはいつ実在してどんな人?伝説逸話や時代とゆかりの神社も調査!

仁徳天皇陵の世界遺産登録が確実となったことがニュースとなっていますね。

仁徳天皇陵は歴史の授業で誰しも目にしたことがある日本最大の前方後円墳です。

どちらかというと、仁徳天皇陵はより前方後円墳で覚えている人のほうが多いような気もしますね。

古墳は知っている人は多いですが、仁徳天皇という人物についてはあまり知らないので、今回のニュースを機にどんな人?思った人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、

  • 仁徳天皇とはいつ実在してた人?
  • 仁徳天皇の伝説や人物
  • 仁徳天皇のゆかりの神社

について書いていきます。

仁徳天皇とはいつの時代実在してた?

それでは、仁徳天皇について調べてみたので、紹介します。

まずは仁徳天皇が実在したのかについてですね。

初代天皇からの実在性は4つの諸説があります。

  1. 初代神武天皇以降からすべての天皇が実在した説
  2. 第10代崇神天皇以降から実在した説
  3. 第15代応神天皇以降から実在した説
  4. 第26代継体天皇以降から実在した説

諸説2は初代神武天皇から第9代開化天皇は実在していないという見解ですが、第10代崇神天皇が神武天皇と同一人物だったという説が存在するためです。

諸説3は第二次世界大戦後に、第15代応神天皇以前の天皇は実在しないという学説が出てきたためです。

諸説4は歴史書の古事記や日本書紀が神話(伝説)という考え方多く、第26代継体天皇が実在していたというのは有力とされています。

諸説ありますが、現時点ではどれも証明されてはいないので、仁徳天皇が実在していた可能性も否定できません。

実在していたとすると、学術的な西暦は不明とされていますが、古事記や日本書紀の記述を基とすると、4世紀後半~5世紀前半に在位していたと考えられます。

仁徳天皇とはどんな人物で伝説逸話は?

では、仁徳天皇はどんな人物だったのか伝説からみていきましょう。

仁徳天皇は高い山に登り国土を眺めた時、民家から炊煙が立ち昇っていないことに気づきました。

そこで、国内は皆貧しいことを察し3年間税を免除することにして、その後民家から炊煙が立ち昇ってから豊かになったことを確認し税を課しました。

これによって百姓(国民)は栄え、役使に苦しむことなくなりました。

そのため、その御世を称えて聖帝の世と言われるようになりました。

このことから仁徳天皇は慈悲深く、人にやさしい天皇だったということ分かります。

仁徳天皇については「古事記」や「日本書紀」に出てくる神々や天皇の物語の中で登場します。

「古事記」や「日本書紀」は現代語で訳されている本もあり読みやすいので、興味がある方は読んでみてください。

神々や天皇の伝説が物語として読めるので、おもしろいですよ!

仁徳天皇のゆかりの神社

ここでは、仁徳天皇が祀られている神社について紹介します。

難波神社(大阪府大阪市)

仁徳天皇を祀る最初の神社です。

反正天皇が河内に都を移されたときに、父帝の仁徳天皇をご祭神として創建されたと伝えられてます。

御幸森天神宮(大阪府大阪市)

御幸森は仁徳天皇が良く鷹狩りなどで度々休憩したことから、この地を御幸の森と呼ばれるようになったと言われています。

高津宮(大阪府大阪市)

仁徳天皇の御仁政を慕い清和天皇の勅命により、難波高津宮の遺跡を探索して、その地に社殿を築いて仁徳天皇を祀ったと言われています。

東高津宮(大阪府大阪市)

明治31年の調査では仁徳天皇の皇居であったとされています。

呉服神社(大阪府池田市)

応神天皇の御代に呉の国よりに渡来し、織物、染色の技術を我が国に伝えたとされている呉服媛(くれはとりひめ)が祀られています。

仁徳天皇76年に呉服媛が死去し、その翌年に仁徳天皇がこの地に建てたとされています。

伊居太神社(大阪府池田市)

応神天皇の御代に呉の国よりに渡来し、織物、染色の技術を我が国に伝えたとされている穴織媛(あやはとりのひめ)が祀られています。

仁徳天皇76年に穴織媛が死去し、その翌年に仁徳天皇がこの地に建てたとされています。

おわりに

今回は、仁徳天皇が実在していた時代や伝説からどんな人物だったのかとゆかりの神社についてまとめてみました。

仁徳天皇の実在性については諸説ありますが、実在していたとすると、4世紀後半~5世紀前半に在位していたと考えられます。

伝説からは慈悲深く、人にやさしい天皇だったということが分かりました。

大阪には仁徳天皇陵だけでなく、他にも仁徳天皇が祀られている神社も少なくありません。

仁徳天皇についての伝説は「古事記」や「日本書紀」の物語で出てきます。

興味がある方はぜひ「古事記」や「日本書紀」を読んでみてください。

 

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