6月28日に金曜ロードSHOWで東野圭吾原作の「ナミヤ雑貨店の奇蹟」が放送されますね。
今回が地上波初放送なので、楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。
「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は手紙のやり取りで物語が進んでいく作品ですよね。
その中でも最後の手紙のやり取りや物語の結末について気になりました。
そこで今回は、
- ナミヤ雑貨店の奇蹟の最後の手紙の内容と白紙の意味
- ナミヤ雑貨店の奇蹟の結末
について書いていきます。
目次
ナミヤ雑貨店の奇蹟(映画)の白紙の手紙の意味
ナミヤ雑貨店の奇蹟では敦也(山田涼介)が白紙の手紙をお店に入れるシーンがあります。
白紙の手紙はいつ入れたのかと、その意味についてまとめていきます。
ナミヤ雑貨店の奇蹟(映画)の白紙の手紙はいつ入れた?時系列は?
「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の物語では現在と過去を行ったり来たりするので、時系列がよく分からなくなりますよね。
敦也(山田涼介)たちがナミヤ雑貨店にいるのは、雄治(西田敏行)の命日となる2012年12月20日です。
白紙の手紙が浪矢雄治(西田敏行)に届いたのは1980年12月20日です。
物語では、妊娠して子供を産むことを迷っていたグリーンリバー(川辺みどり)の娘の川辺映子からの手紙を読んでいたシーンでした。
川辺映子からの手紙で雄治(西田敏行)はグリーンリバー(川辺みどり)への自分の回答が無駄にならなかったことに安堵していたときに、お店に白紙の手紙が投函されてきました。
敦也(山田涼介)が白紙の手紙を投函したのは、これよりあとのシーンでした。
物語の構成では2012年に送った手紙は1980年に届くというルールのようなものがあるります。
敦也(山田涼介)がいつ送っても1980年に届いているのですが、話しの流れでは白紙の手紙を送るシーンと届くシーンが逆になっていましたね。
白紙の手紙は届いてから送るシーンが出てきた上に現在と過去を行き来しているので、より分かりにくく感じてしまうシーンでした。
ナミヤ雑貨店の奇蹟(映画)の白紙の手紙を入れた理由(意味)
敦也(山田涼介)が白紙にした意味ですが、何も書かなかっとことには意味はありませんでした。
というのも、敦也(山田涼介)は手紙の行き来が時空を超えていることは半信半疑でした。
しかし、何度か手紙をやり取りするうちに手紙が2012年と1980年を行き来していることに気づき始めます。
そして、それを確認するために、お店の外から、白紙の手紙を入れたんですね。
その結果、お店の中にいた2人は、白紙の手紙がお店に入ってこなかったことを確認しました。
白紙にしたのは、敦也(山田涼介)が白紙でなく何か書いて、もし過去に届いてしまったら…という不安な気持ちがあったとも考えられますね。
ナミヤ雑貨店の奇蹟(映画)の最後の手紙の内容(白紙の手紙の返事)全文
ここからは、白紙の手紙に対する雄治(西田敏行)の返事について書いていきます。
物語の結末に差し掛かるところで、敦也(山田涼介)は雑貨店を出ていった翔太(村上虹郎)と幸平(寛一郎)の後、外に出た時に牛乳箱の中に手紙が入っていることに気づきました。
その手紙は白紙の手紙に対する雄治(西田敏行)からの返事でした。
名無しの権兵衛様
あなたが白紙の手紙をくださった意味を、じじいなりに考えてみました。
思うに、これはあなた自身の心を表しているのではないでしょうか?
今のあなたには自分の道が見えていない。
でもどうか絶望しないでください。
どうか、あきらめないでください。
あなたの未来はまだ、白紙です。
白紙だからどんな未来も描けます。
すべてがあなた次第なのです。
何もかもが自由で可能性は無限に広がっています。
その人生を悔いなく、燃やし尽くされることを心より祈っております。
悩み相談の回答を書くことは、もうないと思っておりました。
最後に素晴らしい難問をいただけたこと感謝いたします。
本当にありがとうございました。
ナミヤ雑貨店
ナミヤ雑貨店の雄治(西田敏行)からの返事のあと、手紙を出した描写はありませんが、敦也(山田涼介)が雄治に返事をします。
ナミヤ雑貨店 様
回答ありがとうございます。
僕が書いた手紙でその人が良き人生を選択できることはないと思います。
僕がその人に手紙を出したのは、ただその人に幸せになってほしかった。
僕を信じ、幸せになれているのなら、その人に僕の姿を見せ、伝えたいと思います。
あなたが今見ている景色は、あなたが選びつかんだものなのだと。
一晩の時を超えた出会いの数々を、どう理解すればいいのかまだわかりません。
人を信じることを教えてくれて、ありがとうございます。
きっと、この手紙があなたに届くことはないでしょう。
でもどこからかずっと、見守っていてくれている気がします。
名無しの権兵衛より
ナミヤ雑貨店の奇蹟(映画)のラストシーンの結末は自首?
映画のラストでは、前述の敦也(山田涼介)が雄治に返事をしたあとに、田村清美(迷える子犬)の屋敷へと向かいます。
田村清美の屋敷には警察が来ており、田村清美は屋敷の外に出ていました。
3人は田村清美に向かっているところで、エンドロールに入ります。
この後のエンドロールではその後の物語が描かれていますが、田村清美のもとに向かったあとは自首したものと考えられます。
小説の方でも迷える子犬が田村清美である事実を知り、3人は自首すること決めています。
なので、エンドロールでは描かれてませんが自首して田村清美に手紙のことを打ち明けたのではないのでしょうか。
その後エンドロールでは、敦也、翔太、幸平はそれぞれ看護師の見習い、料理人、整備士の仕事をします。
田村清美については「丸光園」の経営をしながら、かつてのナミヤ雑貨店のように悩み相談をする様子が描かれています。
おわりに
今回は、ナミヤ雑貨店の奇蹟の白紙の手紙と最後の手紙の内容や結末についてまとめてみました。
白紙の手紙は雄治(西田敏行)に届いたあとに、敦也(山田涼介)が手紙が過去に届くことを確かめるために、入れていました。
最後の手紙は白紙であるメッセージから、雄治が敦也に白紙の未来であれば可能性は無限であるという内容での返事でした。
結末は描写はありませんが3人は自首して田村清美に手紙のことを打ち明けたと考えられます。
ナミヤ雑貨店の奇蹟では白紙の手紙のやり取りは特に心の温まる手紙でした。
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