6月28日に金曜ロードSHOWで東野圭吾原作の「ナミヤ雑貨店の奇蹟」が放送されますね。
今回が地上波初放送なので、楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。
「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は手紙のやり取りで物語が進んでいく作品ですよね。
ストーリーの中であきこ(成海璃子)が出てきたときは誰なのかよく分かりませんでした。
そこで今回は、
- ナミヤ雑貨店の奇蹟のあきこと雄治の関係
- ナミヤ雑貨店の奇蹟のあきこが幽霊で出てきた理由
について書いていきます。
ナミヤ雑貨店の奇蹟(映画)の皆月暁子(成海璃子)は誰で雄治との関係は?
映画では浪矢雄治(西田敏行)が病院にいるとき、成海璃子演じる皆月暁子が病院の外にいて最初は誰なのかよく分かりませんでした。
その後ストーリーが進むにつれて分かるのですが、小説での情報も含めて紹介していきます。
皆月暁子(成海璃子)は、戦前の1930年代の頃に雄治(西田敏行)と交際関係にありました。
小説では当時の浪矢雄治は機械工(労働者階級)で、皆月暁子は地主の家系(上層階級)でした。
階級の差がありながらも交際してましたが、2人は一緒になるために駆け落ちする計画を立てます。
というのも当時は階級の差があることで、周囲は彼らの交際を認めないからです。
駆け落ちを計画したものの、周囲に感ずかれてしまい未遂に終わります。
映画の話では駆け落ちについては暁子からの提案でした。
駆け落ちを取りやめた後、雄治は自ら身を引く形で暁子との関係を解消しその後、別の女性と一緒になります。
暁子は雄治との関係が終わった後も、雄治以外の男性と一緒にはならないと心に決めて生涯独身を貫きます。
その後、暁子は児童養護施設の「丸光園」を設立することになります。
暁子はもともと体が弱かったこともあり、1969年に心臓の病気で亡くなっています。
暁子の死後「丸光園」は暁子の弟の皆月良和(PANTA)が経営を継ぎました。
1988年に魚屋ミュージシャンが訪れていた「丸光園」の園長が皆月良和ですね。
ナミヤ雑貨店の奇蹟(映画)の皆月暁子(成海璃子)が幽霊で出てきた理由
ここでは、幽霊(幻覚)となって出てきた皆月暁子について書いていきます。
1980年に雄治(西田敏行)がすい臓がんで入院したときに、出てきた皆月暁子(成海璃子)は幽霊(幻覚)でしたね。
小説では皆月暁子が幽霊として登場する描写はなく、映画での演出となります。
映画では病院から1日だけお店に戻った雄治の前に暁子が現れて2人で思い出話をしていました。
雄治の息子の貴之(萩原聖人)がお店の様子を見たときは、雄治が一人でしゃべっているように見えているので、雄治にしか暁子が見えない演出でしたね。
雄治や敦也(山田涼介)たちが手紙のやり取りをしていた相手は「丸光園」と関わりのある人たちでした。
物語は1980年と2012年が行き来して分かりにくかったですが、暁子の登場で全て「丸光園」が関わっていることが印象づけられました。
暁子が幽霊として出てきたのは丸光園のキーワードで関係者が手紙を通して繋がっていることが分かるようにするためですね。
雄治と恋仲であったからとも言えますが、それなら亡くなった雄治の妻が出てきても良かった気もしますしね。
おわりに
今回は、ナミヤ雑貨店の奇蹟の暁子と雄治との関係と幽霊としてでてきた理由についてまとめてみました。
暁子は浪矢のかつての恋人でしたが2人は階級の差があったため周囲から交際を反対されていたため、駆け落ちの計画を立ててました。
しかし、駆け落ちはできず後に暁子と浪矢は関係を解消します。
その後、暁子は「丸光園」の創設者となります。
暁子が1980年に幽霊となって出てきたのは、「丸光園」のキーワードで関係者が手紙を通して繋がっていることを分かりやすく表現するためと考えられます。
わたしは最初暁子が登場したときは「?」となりましたが、暁子について分かるとよりストーリーが理解できて楽しめました。
ぜひ今回初めて観た人は参考にしてみてください。
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