金曜ロードSHOWで「美女と野獣」が放送されました。
実写版の「美女と野獣」は2017年公開で大ヒットした作品です。
作品の最初と最後の方で「魔女」が出てくるのですが、何者だったのかな?と思いました。
そこで今回は、
- 美女と野獣の魔女の正体
- 美女と野獣の魔女の王子の母やモーリスとの関係
について書いていきます。
美女と野獣(実写)の魔女(アガット)は何者で正体や母親との関係は?
「美女と野獣」の冒頭では、王子がお城で舞踏会をしていました。
そこで、一本のバラと引き換えに中に入れて欲しいと乞う外套をまとった老婆が現れます。
しかし、王子は乞食の醜さを嘲笑し、その申し出を断ったため、老婆は魔女の姿となって王子と彼の召使いたちに呪いをかけました。
その後、魔女は作中では村人の「アガット」として、物語のキーとなるような場面で登場します。
最後には村人のアガットが魔女の姿になり、野獣と家具などになっていた召使いを人間の姿に戻しています。
作品を観ると魔女=アガットということになりますよね。
どちらかというと”アガット”の正体が「魔女」といった方が正しいですね。
ただ、アニメ版の「美女と野獣」では魔女は物語の冒頭にしか登場しません。
でも実写版では村人の「アガット」として登場したり、冒頭の語りも魔女(の声)がしています。
この冒頭の語りや村人としてのアガットの登場シーンから、魔女は王子を見守る役割を果たしていました。
また、魔女は王子の母親だったのでは?という説もあります。
傲慢で冷たい人間に育ってしまった王子に、人を愛すことを気付いてほしいという想いがあって見守っていたとも考えられますね。
ベルの父親のモーリスがお城を訪れるきっかけとなった落雷や、その後ガストンとお城に行くときは落雷によって倒れた木が戻っていたりしています。
王子に必要な人を導くようなシーンなので、王子にチャンスを与えていたのではないでしょうか。
王子の母親は亡くなっていますが、そこはファンタジーととらえるか、魔女と王子の母親には繋がりがあったという推測もできますね。
美女と野獣(実写)の魔女(アガット)とモーリスの関係は?
モーリスがガストンとお城に向かう途中で、ガストンがベルとの結婚を迫りますが認めてもらえず、怒ったガストンはモーリスを木に縛り付けたまま村に帰ってしまいます。
その後、アガットはモーリスを助けて村に帰していましたね。
前述で紹介した魔女が王子の母親説であれば、王子にとって重要なベルや父親であるモーリスには生きていて欲しい人物だったため助けたと考えられます。
また、もう一つ魔女が亡くなったベルの母親だったという説もあります。
亡くなったベルの母親がいた部屋に行ったときにモーリスと別れの間際にバラを象ったものを持っていたことと、ベルがバラが好きなところでバラの繋がりがあるからです。
この実写版の美女と野獣とは関係ない作品ですが、子供向けの「美女と野獣」の文庫には魔女はベルの母親だった、という展開の作品もあります。
おわりに
今回は、実写版「美女と野獣」の魔女の正体と母やモーリスとの関係についてまとめてみました。
村人のアガットの正体は魔女ということは作品を観ると分かりますね。
魔女は亡くなった王子の母親ではないかという説があります。
王子の母親は魔女となり、愛に気づいてほしいという願いから魔法をかけて、野獣(王子)を見守っていたいう解釈です。
モーリスとはアガットとしては同じ村の住人ですが、野獣(王子)にとっても重要な人物(ベルの父親)のため命を助けたと考えられます。
ベルの亡くなった母が魔女となり見守っていたという説もありますが、推測の域を出ないです。
魔女の正体はどのようにも解釈できますが、解釈によって見方が変わり新しい発見がありそうですね。
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