プロ野球ドラフト会議の仕組みやルールは?やり方(流れ)や単独指名の意味も調査!

10月17日に今年もプロ野球ドラフト会議が行われます。

約2か月前まで甲子園に出場していた選手や注目の大学生選手などが、どの球団へ進むのか、運命の日となります。

プロ野球のドラフト会議は毎年行われて、大きなニュースとなってますが、仕組みやどんなルールでやっているのかが気になりました。

そこで今回は、

  • プロ野球ドラフト会議や単独指名などの意味
  • プロ野球ドラフト会議の仕組みやルール
  • プロ野球ドラフト会議で指名できる人数

などについて書いていきます。

プロ野球ドラフト会議や単独指名・外れ1位などの意味

ここでは、まずそもそも「ドラフト会議」って何かということについて紹介します。

プロ野球のドラフト会議とは

ドラフト会議は毎年10月に行われており、日本野球機構(NPB)という団体が主催しています。

プロ野球球団が新人選手を獲得するために行われる会議で、正式名称は「新人選手選択会議」と言います。

プロ野球のドラフト会議で対象となる選手の要件(条件)

前提としては、新人選手が対象となるので、過去に日本プロ野球の球団に入団したことがない選手です。

後は以下の要件のどれかを満たしている必要があります。

  • 日本国籍を持っていること
  • 日本の中学校、高校、これに準ずる学校に在学した経験を持つ選手
  • 日本の大学とこれに準ずる団体に在籍した経験を持つ選手

また日本の学校に在学中の選手の場合は、ドラフト会議の翌年3月に卒業する見込みであること、大学の場合は4年間在学している選手でなければいけません。

プロ野球のドラフト会議の「単独指名」や「外れ1位」とは

ドラフト会議では「単独指名」という言葉が出てきます。

これは1位に指名したい選手が被らない場合、無条件に交渉権を獲得できることです。

いわゆる「一本釣り」です。

被った場合は「くじ引き」となります。

なので、毎回「くじ引き」をしているわけではありません。

ちなみに、ドラフト会議での「指名」というのは「入団」ではありません。

球団が新人選手との交渉権を得られるというものなので、選手は断ることもできます。

他にもドラフト会議には「外れ1位」という言葉も出てきますね。

ドラフト会議は次項で紹介するように1巡目、2巡目と進んでいきます。

1巡目の抽選(1位指名)に外れて交渉権を得ることができなかった場合の、代わりに指名する選手を「外れ1位」と言います。

プロ野球ドラフト会議の仕組み(選び方)やルールとやり方(流れ)

1巡目は「入札抽選」

選択を希望する選手名を全球団が同時に提出し、指名が被らなければその球団の選択が確定します。

この被らなかった時に確定される選択が「単独指名」ですね。

指名が重複していた時は、抽選(くじ引き)にて決定です。

この抽選が一番盛り上がる場面なので、ドラフト会議は「くじ引き」のイメージかもしれませんね。

抽選は「球団順位の逆順」です

抽選に外れた球団は再度入札となり、指名が重複したら再び抽選となります。

1巡目は全球団の選択が確定するまで繰り返します。

2巡目は「ウェーバー方式」

2巡目からは各球団が2番目に指名したい選手を抽選で決めます。

シーズン球団順位の下位から順番に指名しますが、この順番で抽選することを「ウェーバー方式」と言います。

球団順位の下位からの抽選ですが、セパ交流戦で勝ち星が多いリーグの下位からの順番になります。

 

ウェーバー方式の抽選順の例

今年の勝ち星はパリーグの方が多いので、

6位(パ)→6位(セ)→5位(パ)→5位(セ)→4位(パ)→4位(セ)…

の順にパリーグとセリーグが交互に抽選を行います。

 

3巡目は「逆ウェーバー方式」

3巡目の逆ウェーバー方式は2巡目の「ウェーバー方式」の順番と逆の順番で抽選するやり方です。

つまり、シーズン球団順位の上位から順番に指名します。

そして、それ以降の4巡目からは「ウェーバー方式」と「逆ウェーバー方式」を交互に行っていきます。

4巡目「ウェーバー方式」→5巡目「逆ウェーバー方式」→6巡目「ウェーバー方式」…

と、繰り返していきます。

プロ野球ドラフト会議で指名できるのは何人まで?

ドラフト会議は全球団が「選択終了」となるか、選択された選手が合計120名に達したところで終了します。

各球団は原則として10名まで指名することができます。

しかし、他球団が10名に満たない人数で選択を終了して、合計120名に達していない場合は11人目以降の指名も可能です。

全球団が「選択終了」しても合計120名に達していない場合は、引き続き希望球団参加による「育成選手選択会議」が行われます。

おわりに

今回は、プロ野球ドラフト会議の仕組みや言葉の意味などについてまとめてみました。

ドラフト会議の対象となる選手には要件があります。

また、球団が交渉権を得るための指名なので、「入団」ではありません。

流れとしては、1巡目は「入札抽選」、2巡目は「ウェーバー方式」、3巡目は「逆ウェーバー方式」となり、それ以降は2巡目以降の方式を繰り返していきます。

ドラフト会議で指名できるのは、各球団原則として10名までで、選択された選手が合計120名に達したところで終了です。

ドラフト会議はくじ引きをしているイメージですが、疑問に感じて調べてみると面白いものですね。

今年の注目選手がどの球団に指名されるのかが楽しみですね。

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